武田流流鏑馬 甲斐の勝山やぶさめ祭り 河口湖冨士御室浅間神社
ワタクシ的ポイント:
流鏑馬といえば日本各地、様々な場所で行われていますが、山梨県でも何箇所かで行われています。
勝山やぶさめ祭りは、河口湖にある冨士御室浅間神社の流鏑馬(やぶさめ)神事で、起源は平安時代にさかのぼります。武田の祖である新羅三郎義光がこの神社で戦勝祈願をし、後三年の役で見事勝利を得たことから9月19日に流鏑馬神事(やぶさめ祭り)の奉納されることとなりました。
その後、脈々とづ付けられてきましたが、明治の変革期に中断。しばらく行われてきませんでしたが、1980年に日付を4月29日に改めて復活を果たしました。
武田流とありますが、武田信玄公をはじめとする甲斐武田氏ではなく、安芸武田氏(広島)や若狭武田氏(福井)の系列に当たるようです。
桜の開花状況によっては、満開の桜・桜吹雪の中、流鏑馬を見ることができます。
1、会場の様子
流鏑馬を行う場所(馬場(ばば))はシッコゴ公園という河口湖の南岸にある公園。公園といっても自然公園で湖と桜がとても綺麗な場所です。
今年(2012年)は桜の開花がおそくて、ちょうど満開・散り初めの時期で見ごろでした。
出店はほとんどありません。豚汁とか甘酒が振舞われていました。芝生の広場なのでビニールシートやお弁当を持って来るとお花見も出来ますよ(^^)
▲2012年は満開の桜の桜吹雪でした。
▲豚汁や甘酒をいただけます。
▲お花見も可です。
こちらの神社が冨士御室浅間神社。武田氏とゆかりが深く、境内にある歴史民俗資料館には、武田信玄公が武田・北条・今川の三国同盟のため北条氏政に嫁がした長女黄梅院の安産を願って奉納した願文や、信虎、信玄、勝頼の武田家三代及び家臣をはじめ、武田家滅亡後統治した徳川の臣の印判状、許定書、指令状等などがあります。
戦国時代好きなら興味のあるシロモノですね。この日は終日開放されています。
▲冨士御室浅間神社
▲歴史民俗資料館には武田氏ゆかりの書状があります。
2、流鏑馬神事
流鏑馬は午後から行われますが、午前中に練習をしています。午後見られない方は練習だけでも見ていってもいいかもしれませんね。
▲練習中
▲流鏑馬練習中
12時30分ごろ、神社の境内で神事が行われます。
▲神社に登場
▲神事
13時になると流鏑馬会場のシッコゴ公園でオープニングイベントが行われます。でも流鏑馬隊はまだ神事を行っています。ワタクシみたいに一人で見ている人はどっちを見ればいいか迷います(^^)
▲オープニング
13時40分ごろ、ようやく流鏑馬隊の出陣です。神社から会場に向かいます。満開の桜のしたを通る騎馬行列は様になります(^^)
▲神社の桜道を通って会場に向かいます。
▲神社前
▲富士山と騎馬
流鏑馬は神事用の「奉射」と競技用の「競射」に分かれています。どちらも片側通行で流鏑馬を行い、一組が疾走したら、引き返してきます。
かなり近くから見ることができます。その近さは、見ていると馬が蹴り上げた砂が飛んでくるくらい近いです。かなり迫力があります。
▲奉射
▲馬場を駆け抜けて、まとまって引き返します。
下の写真で白っぽい点のようなものは桜吹雪です。かなりの勢いで散っていたので写真にもバッチリ映っていました。
▲流鏑馬と桜吹雪
こちらは競射用です。的がかなり小さいです。当たると砕け散り、観客も「(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-」と歓声を上げていました。
▲小さい的です。
▲当たると砕け散ります。
15時頃に競射も終わり流鏑馬は終了となりますが、その後神社で凱陣之式が行われます。勝どきを上げて締めくくりました。
▲神社に戻ります。
▲凱陣之式
見ていてとてもかっこいいです。4月29日(昭和の日・旧みどりの日)に河口湖に来る方は、こちらに足を運んでぜひ楽しんでいってください。
開催日:
毎年4月29日 14時くらいから流鏑馬が始まります。神事は12時30分頃から
場所とワタクシ的駐車場:
山梨県富士河口湖町 冨士御室浅間神社(神事)・シッコゴ公園(流鏑馬会場)
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会場のある道路沿いに臨時の駐車場が用意されています。
▲臨時駐車場
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4月のイベント | 15:44:26 | トラックバック(0) | コメント(0)