武者行列もある信玄公祭りの縮小版 武田勝頼公祭り(甲州市)
ワタクシ的ポイント:
信玄公祭りといえば山梨県で最も大きいお祭りですが、同じ4月に甲州市でも武田に関するお祭りが行われます。
それがこちらのお祭り、甲州市ふるさと武田勝頼公祭りです。
武田勝頼公は、武田信玄公の継いだ戦国大名としての武田家最後の当主です。勝頼公は最終的にこのお祭りが行われている地、甲州市大和村で生涯を終えたと言われています。その勝頼公をしのんで、この地区では勝頼公にちなんだお祭りがよく行われています。その一つの祭りがこの勝頼公祭りです。
勝頼公祭りでは、信玄公祭りと同じように武者行列が行われるということなので様子を見に行ってきました。
▲最寄駅のJR中央線甲斐大和駅を出たところにある勝頼公像
会場は地元の中学校、大和中学校です。山梨名物のほうとうやこの地区特産のうらじろまんじゅうやワイントンコロッケなどの食べ物コーナーの他、子ども用の弓矢コーナーなんかもありました。
▲会場
▲うらじろまんじゅう。よもぎまんじゅうのような味です。
▲弓矢コーナー
入口のところで甲州市のパンフレットと五千円札のお菓子をもらいました。ここ、甲州市は五千円札の肖像画、樋口一葉の出身地でもあり、同市の甘草屋敷という場所には5番の五千円札が展示されています。(甘草屋敷の記事を読む)
▲5千円菓子
13時頃、近くの山で狼煙(のろし)が上がりました。昔この地区で行われていた風習を今年(2012年)復活させたそうです。
▲狼煙
特設ステージで武将が登場します。
が、何と信玄公ではないですか。勝頼公の時代なので、一緒にいたら時代的にはおかしいので、幽霊的な扱いになっていました(笑)
▲何故か信玄公登場
そして、武者行列の登場です。規模としては信玄公祭りより小さいですが、戦国時代を彷彿させる出で立ちです。
▲勝頼公
▲三角の家紋は相模の北条家の家紋です。勝頼公の正室が北条家からとついできた人なので北条夫人とも呼ばれています。
擐甲の礼(かんこうのれい)。勝頼公の嫡子、信勝公の世継ぎ式で、武田家の家宝の鎧、楯無の鎧を装着します。
▲擐甲の礼
三献の儀。出陣する前の武田家伝統の儀式です。信玄公祭りでも行われています。
▲三献の儀
その後、忍者が乱入してきました!忍法蜘蛛の糸!?
▲忍者乱入
無事に忍者を撃退した瞬間、けたたましい音が鳴り響きました。大砲のようです。超ビビりました(´д`)
▲大砲
武者行列の一通りのイベントはこれで終わりです。だいたい1時間くらいです。
小さいお祭りながら、武田の儀式をしっかり行っているので戦国時代が好きな人にはオススメのお祭りです。
開催日:
毎年4月 2012年は4月22日(日)
場所とワタクシ的駐車場:
山梨県甲州市大和町 大和中学校
地図で 山梨のなうマップ を表示
国道20号周辺に臨時の駐車場がいくつかあります。また、中学校の近くでも路上に停めても良いようです。
▲路上駐車
関連記事:
山梨最大の祭り、信玄公祭り
(信玄公祭りの記事を読む)
この市では10月ごろにほうとう食べ放題の祭りが行われます。
(武田陣中ほうとう祭りの記事を読む)
旅行案内:
バスツアーを申し込みたい人はコチラ↓
その他:

4月のイベント | 23:58:03 | トラックバック(0) | コメント(0)