繊細な伝統工芸「切子」の奉納 沢登六角堂例祭(南アルプス市)
ワタクシ的ポイント:
沢登六角堂例祭は、山梨県南アルプス市で毎年10月13日に行われるお祭りです。この地域に昔から伝わる「切子」と呼ばれる伝統工芸品を六角堂という所に奉納するお祭りです。
六角堂の切子は、六角堂のお守りとして江戸時代初期から地域に伝わるもので、、「切り出し」や「つきみの」と呼ばれるカッターのような刃を使って、幾重にも重ねられた和紙から図柄や模様などを切り出してつくったものです。図柄や模様は、七福神や竜、聖徳太子など歴史的、伝説的なものが多いですが、地紋として「麻の葉」を使っていれば何でも良いそうです。麻の葉紋には子どもの成長を願う意味が込められいます。
切子はお祭りの数カ月前から作成され、お祭りの日に奉納されます。その際に優劣が審査されて優秀な作品には賞が送られます。奉納された切子は区内の家に配布され、護符として扱われます。
▲沢登六角堂の切子
▲和紙を切り出す道具「切り出し」「つきみの」
▲六角形の形をしている麻の葉紋
お祭り当日の様子です。お祭り自体は日中から行われていますが夕方6時ごろに行ってみました。六角堂を中心とした小さなお祭りで、屋台も数軒程度ですが、地元の子ども達が大勢集まっていました。
▲お祭りの様子
こちらが六角堂。小さなお堂で、その名の通り六角形の形をしています。六角堂の内側から外側に向かって切子が展示されています。中には入れませんでした。残念(><)
▲六角堂
▲切子の展示
なんかの賞をもらっている作品。丁寧かつ繊細に切り出されています。
▲受賞作品
こちらは妖怪ウォッチですね。他にもアンパンマンやドラえもんといったアニメキャラも多数ありました。「絵柄は自由」って書きましたがここまで自由なんですねー(^^)
▲妖怪ウォッチ型切子
切子の体験コーナーもあります。ワタクシはこういう繊細なものが苦手なので見てるだけでした(笑)
▲体験コーナー
切子のプリントTシャツまで(゚д゚)!
これ来て街中歩いている人いたら南アルプス市民です。
▲切子Tシャツ
こちらはお祭りプログラム。もうちょっと早く来ればよかったかな(^_^;)
▲プログラム
開催日:
毎年10月13日
場所とワタクシ的駐車場:
山梨県南アルプス市沢登663 沢登六角堂
地図で 山梨のなうマップ を表示
関連記事:
六角堂と言うと何年か前に陸続きになって話題になった河口湖を思い出します。
(河口湖の六角堂の記事を読む)
旅行案内:
バスツアーを申し込みたい人はコチラ↓
その他:

10月のイベント | 09:40:55 | トラックバック(0) | コメント(0)