江戸時代から続く伝統の花火 下山愛宕祭典花火大会(身延町)
ワタクシ的ポイント:
下山愛宕祭典花火大会は、山梨県身延町で毎年8月16日に行われている花火大会です。
8月のお盆近辺では、山梨に限らず大小様々な花火大会が全国各地で行われていると思いますが、こちらの花火大会は奉納花火として江戸時代から続く歴史ある花火となっています。戦時中で火薬が貴重だった時代でも、山梨県で唯一行われていたと言われています。
元々は、長泉寺というお寺の例大祭が始まりだったのですが、お寺を建てた穴山氏の家来の薬師が、長崎から薬と一緒に花火の知識を持ち込んで、お祭りに花火を使ったという風に伝えられています。五穀豊穣や防火防災、家族の健康などの祈願に加え、結婚や出産、長寿などの人生の節目のお祝いなど、さまざまな人の願いが込められた奉納花火となっています。
花火大会の規模としては、打上数500発程度と小さいものとなっていますが、観光地でもない一町の一地区の打上数としてはかなり多い打上数です。花火の方も、全国の花火のコンクールで数々の賞をもらっている市川三郷町の会社マルゴーさんが担当する贅沢な花火となっています。
それでは、お祭りの様子の紹介です。
国道52号沿いに屋台が10店舗ほど立ち並びます。ホコ天になるわけではないので、狭い歩道や個人商店の狭いスペースで展開されます。ほとんどが地元の子どもや家族です。
▲国道52号沿いで開催
▲屋台
長泉寺の山門です。それほど大きなお寺ではないので境内は狭いです。境内の中ではカラオケ大会など行うステージがあります。
▲山門
▲ステージ
本堂・愛宕堂です。本尊は将軍地蔵です。
▲愛宕堂
▲将軍地蔵
愛宕堂の上の方に手作りの花火のプログラムが書かれていました。分かりやすいし手書きだと親しみが持てますね(^^)
▲手描きの花火プログラム
境内には花火に寄付した人や団体の芳名がありました。ホントにいろいろな方が花火に協力しているんだなということが伝わってきます。
▲ご芳名
花火は8時30分から30分ほど行われるようですが、それまでに花火を見る場所の確保に向かいました。打ち上げ場所は本堂の裏手の方のようなので、そこから見てもいいのですが、写真を撮るのには近すぎるので適当な場所を探しました。が、結局駐車場から撮るのがベストポジションのようでした。
駐車場が近いと待機時間が楽なんですよね(笑)
▲花火打ち上げ会場の周りの風景
いよいよ打ち上げです。普通会場から離れると進行の様子や花火の説明が分からないのですが、今回はお寺の方から大音量で花火のプログラム進行の様子が聞こえてきました。
結構大きな花火も多くて入りきらないのもありました(^_^;)
小さい規模の花火大会は混まないというのもいい所です。場所取り?渋滞?ナニソレ?おいしいの?って所がいいですね。ちなみに同じ日には韮崎で5000発の花火大会があるので余計そう感じますね(^^)
開催日:
毎年8月16日
場所とワタクシ的駐車場:
山梨県南巨摩郡身延町下山5239 長泉寺
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臨時の駐車場があります。国道52号に看板が出ています。
▲駐車場入口
▲駐車場
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夏・花火 | 14:20:07 | トラックバック(0) | コメント(1)
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