JR中央本線の車内販売銘菓だった山梨土産 笹子餅【バス小瀬コラボ企画】
ワタクシ的ポイント:
バス小瀬コラボ企画として山梨土産特集をお送りしていますが、また王道に戻ってみたいと思います。
今回ご紹介するのは山梨県大月市にあるみどりやさんの「笹子餅」です。
笹子餅のルーツは古く、江戸時代から元になったものがあると言われています。江戸と甲府を結んでいた甲州街道における難所、笹子峠にあった茶屋で出されていたのが「峠の力餅」と言われる餅でした。明治時代になり、東京と甲府が鉄道で結ばれた際に、この餅を「笹子餅」と名づけて車内販売したのが笹子餅の始まりと言われています。山梨の定番みやげ「信玄餅」は戦後に誕生したものですから、山梨土産界の重鎮・ボスと言ってもいいかと思います(笑)
笹子餅は一言で言えば「一口サイズのよもぎ餅」です。その辺のやすいお菓子のようななんちゃって餅ではなく、保存料が入ってない餅米を使ったつきたての本物の餅です。ゆえに賞味期限は1日しかないというお店泣かせの逸品ですが味は本物です。
2014年くらいまではJR中央本線の車内販売や駅や中央道のサービスエリアで買えましたが、2015年現在はみどりやさんか近くの笹一酒造さんでしか買えない貴重なものとなってしまいました。うーん残念(+o+)
笹子餅は5個入りと10個入りがあるそうですが、10個入りのものが主流です。10個入りは本のような外装に仕上がっています。表紙には大月の観光名所でもあり、杉良太郎の歌でもおなじみの「矢立の杉」が描かれています。
▲本のような包装
▲背表紙に当たる部分には「甲斐日記」と書かれています。
裏には純亭魯文の「甲州街道膝栗毛」の一部にある挿絵が描かれています。ネットで検索してみたところぴったりヒットする人物・作品がなく、おそらく江戸時代の戯作者・仮名垣魯文の『身延参詣甲州道中膝栗毛』じゃないかなと思われます。
▲裏
開封するとこんな感じです。密封されてなく開けるとホントにこんな感じです。粉もまぶしたばかりと言わんばかりに降りかかっています。おみやげにしてこのクオリティの高さに感服です。(^^)
▲中
大きさはホントに一口サイズですが、柔らかくてもちもちした食感はまさに本物の餅です。あんこの量は少な目ですが、餅自体がおいしいので全然気になりません。さすが山梨土産界に長く居続けるだけあります。
▲一口サイズ
見かける機会は少ないと思いますが、国道20号を通って東京甲府間を通る際はぜひ立ち寄って食べてみてください(^^)
バス小瀬コラボ企画:
この記事は、2013年から行っているバス小瀬(バスに乗ってみんなで小瀬に行こう)とのコラボ企画です。2015年はスタジアムに訪れた県外の人が買って帰れるような山梨のおみやげを紹介していきます。
バス小瀬で発行しているバス小瀬新聞(2015年6月7日号)の記事からQRコードでリンクするようになっています。
2015年のコラボ企画のバックナンバー一覧はコチラ
(バス小瀬コラボ企画の記事を読む)
バス小瀬とは、ヴァンフォーレ甲府のホームゲーム試合当日、甲府駅発の臨時バスに乗ってみんなで楽しく小瀬に行こう!という集まりです。初めてスタジアムに行く方、1人でなくて応援する仲間とスタジアムに行きたい方、いっしょにサッカー談議をしたい方ぜひ利用してみてください。
詳しくはバス小瀬ブログをご覧下さい!
(バス小瀬ブログへ)
ワタクシも以前利用してみました。こちらはその時の記事です。
(ちなみにサッカー観戦は初めてで、一人で行ってきました(^^))
(バス小瀬の記事を読む)
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