多摩源流祭り(小菅村) 夜の部 火柱が登る日本一のお松焼き!
ワタクシ的ポイント:
多摩源流祭りは、毎年5月に山梨県小菅村(こすげむら)で開かれるこの地域の一大イベントの一つです。この村に流れる多摩川源流の澄んだ「水」、日本一のお松焼きでメインとなる「火」、そしてグルメ屋台が立ち並ぶ「味」が用意されていて、「水と火と味の祭典」とも呼ばれています。
昼から夜にかけて行われ県外からも大勢の人が訪れます。というより、小菅村とか丹波山村は甲府盆地から遠く離れた場所にあるので盆地の人からはむしろ馴染みが薄く、生活圏としては東京よりなのかもしれません。
この記事では昼の部の中心となっている「火」の方にスポットを当てて紹介します。「水」と「味」がメインの昼の部はこちらの記事をご覧ください。
(多摩源流祭り(小菅村) 昼の部 釣り大会やグルメの祭典)
火の祭典
火の祭典のメインとなるお松焼きは、妙見信仰に基づく行事です。多摩川源流・小菅川のさらに上流の方には北斗妙見大菩薩という大きな木があります。この北斗妙見に、日頃使っている火への感謝の意を込めてお松焼きを行い、その火を北斗妙見にお返しするという祭典です。暗くなってくる6時頃からスタートします。
5時半頃、昼の部では大盛況だった第一スポーツ広場も静けさを取り戻し、閑散としています。火の祭典のメイン会場は隣の小菅川に移ります。
▲こちらのステージは終了です。
火の祭典のメイン会場では多くの人が6時の開始を待っています。
▲夜の部のメイン会場
最初、お松焼きをする松の対面上から観覧する人が多くいましたが、熱気がすごくなるということで移動させられていました。川の反対側なのにそんなにすごいものなのかと期待が膨らみます。
そしていよいよ山伏(修験者)の登場です。川の上流と下流の2手から、川に配置してある松明をつけつつ会場入りします。
▲山伏の登場
山伏たちが集まり、名乗りを上げます。扮するのは小菅村町長を始めとしたこの周辺の人々です。水面に映るゆらめく火がまた厳かな雰囲気を作り上げています。
▲山伏の名乗り
山伏たちが火をつけに松に向かいます。ワタクシはこの後の花火撮影も兼ねて場所を移動しました。
▲山伏たちが火をつけに向かいます。
ここからが圧巻でした。
火の手は一気に燃え上がり、暗闇の空にめがけて火柱が立ちましたΣ(゚Д゚)
これには会場からどよめきの声が上がりました!
▲ファイアー
お松焼きの前で演奏する大菩薩御光太鼓もすごく絵になっています。カッコイー!
▲大菩薩御光太鼓とお松焼き
数十分勢いが止まることなく燃え続けていました。確かにこれでは目の前で見てたら熱気がスゴそうです。
▲火の勢いがすごいです。
ちなみにワタクシがいる場所は橋の上です。火を間近で見たいのなら岸の方がいいと思いますが、ここだと全体が見渡せる上、後に上がる花火もよく見えます。
▲橋の上から
お松焼きの勢いもようやく治まってきた頃、最後に山伏たちが感謝の気持を込めた火を持って北斗妙見に返しに行きます。
▲下火となってきました。
▲山伏が火を北斗妙見に返しに行きます
この後花火が上がります。
ワタクシ、てっきり小さい花火がポンポンポンって上がって終わりかなと思っていたのですが、ミュージックスターマインと大玉花火がが15分間ほぼ休みなしに上がり、フィナーレもある、これだけでも見応え十分な盛大な花火大会でした。このお祭りは最後までいい意味でワタクシの予想を裏切ってくれました(^^)
ワタクシの家からここまで2時間かかる道のりですが、ここまできた甲斐のあるお祭りでした。甲府盆地の方もぜひ来てみてはいかがでしょうか?
動画
夜の部のダイジェスト版を動画にしました。
開催日:
毎年5月4日
場所とワタクシ的駐車場:
山梨県小菅村 第1スポーツ広場
地図で 山梨のなうマップ を表示
駐車場は小菅の湯付近の臨時駐車場になります。会場まで歩くと徒歩15分位かかりますがシャトルバスが出ています。
▲臨時駐車場
関連記事:
多摩源流まつり 昼の部
(多摩源流まつり昼の部の記事を読む)
山梨県内の火の祭り
(吉田の火祭りの記事を読む)
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5月のイベント | 15:37:43 | トラックバック(0) | コメント(0)